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チーム・メチエがいろんなことを書き綴ります


by t-metier
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実際にガラス花器を作る作業に入ります。
作成できるガラスの色は前日に知らされています。
まずは、ガラス職人さんと打ち合わせを行います。デッサンを見せながら、職人さんからデッサンではわからないところなどの質問を受けます。このときにどこを注意してほしいとかこうしてくださいということを明確に伝えることが大切です。実際にガラス作業に入ってしまうと時間はありません。思ったものと違うものが出来てしまうということもあります。
成型はルツボに熔けたガラスに鉄製のパイプ(吹き竿)の先を突っ込み、指先を素早く回しながらガラスを巻き取るところから始まります。ここが、基本作業で「玉取(たね巻き)」というそうです。これを何回も繰り返すことにより、必要なガラスの量を巻き取ります。
ガラス花器制作に行く(第4回)_c0129404_14365044.jpg

実際にデッサン者の前で装飾などをしてもらいます。職人さんは常にガラスついている吹き竿を回しながら、また温度の調整をしながら、デッサンに近い形になるように作業をしていきます。
出来ることとしては、ひもを巻く、水玉や棒のようなものをつける、泡を入れる、穴を開ける、ヒラヒラにする、鋏で切る、などです。
このようにして出来上がったら、約1ヶ月すると作品が送られてきます。
上越クリスタルwww.vidro-park.jp
文: 美梢

竹中麗湖&チーム・メチエ www.t-metier.com

by t-metier | 2007-09-27 14:46 | ガラス

和楽な露地3人展

3人展の3人は千住博、湯浅法子、内田繁。
この3人が、和の空間を演出しています。
和の空間というのは、海外の方々にはなかなか演出できない独特の空気感があると思います。そこには、緊張感だったり「間」だったり、複雑にいろいろなものが絡んで、心地よい空間をかもし出しているものだと思います。
それが、ここでは見事に演出されていました。
千住博氏はやはり、「滝」の絵が見事でした。
湯浅法子氏は華道家らしいけっして派手さはないけれど燐としたすばらしいいけばなが活けられていました。
そこに、内田繁氏のちょっと微笑んでしまえるような、ガラスだったり、羊だったりが心を和ませてくれました。
茶室も3軒作られていて、それぞれの空間演出を少しずつ変えながら、演出されています。
作品自体は多くなく空間がたくさん取られていますが、その空間がまた心地よさや緊張感をうまく引き出しているように思いました。
また、3人の中には名前を連ねてはいないけれど、照明と音楽もとても効果的でした。
特に照明はかなり素敵でした。Dancing Waterは印象的でした。
新宿高島屋で9月25日(火)まで。
文:美梢
竹中麗湖&チーム・メチエ www.t-metier.com

和楽な露地3人展_c0129404_15173920.jpg

by t-metier | 2007-09-23 15:18 | アート
今回は私たちの見えないところで、行われている作業についてです。
ガラスを熔かすときの鍋になる入れ物を「ルツボ」といいます。このルツボ8~10本で円形の輪になるように並べ、その周りで作業を行います。ルツボは150~300㎏の大きさの物が使われています。これは耐熱性が強く、ガラスが侵食されないことが求められています。
ルツボ内の原料は成型作業が終わる夕方から3~4回に分けて入れ、夜中の2時頃まで行います。ガラスを熔かすには、1400度位の温度と10~12時間の時間が必要なのです。
「窯焚きさん」と呼ばれるガラスの溶融のベテランが徹夜で注意深く、窯の温度をそれぞれのルツボのガラスの溶融状況を見守りながら、朝の作業開始までに熔かします。窯は高温を維持するために、作業の休みはもちろんのこと、一年中燃料を燃やし続けます。
文:美梢
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by t-metier | 2007-09-18 20:23 | ガラス
先日は、ガラス花器を制作する前の、準備段階について説明しました。
今回は、ガラスの歴史についてです。

ガラスの起源はあまりはっきりしませんが、起源前2000年位といわれています。人類が砂の上で木を燃やした後、ガラスのような物が残ったのが誕生ではないかという説があります。
ガラスが人類によって作られてから、その光輝く物体は宝石のように扱われ、身分の高い人々に珍重されてきました。ガラスを吹いて成型する宙吹きの技法は古代ローマの時代に栄えたと言われています。
現在でもその時代の地層からたくさんのガラス器が出土され、ローマングラスとして有名です。
そして、この技術は2000年位前から変わりなく、ガラス成型の基本となっています。
文:美梢
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by t-metier | 2007-09-13 14:54 | ガラス
今日は、栃木県・那須町の芦野というところにある石の美術館(外部リンク)のお話しです。
ここは、昭和初期に建てられた古い石蔵を美術館にしたいとの依頼から、
建築家 隈研吾さんが、全て石でつくった神秘的な美術館です。
車で芦野の雄大な景色を通り過ぎたときは、全然ぴんとこなかったのですが、
この絶壁の岩壁・岩肌にまず、思わず声をあげました!

STONE PLAZA(那須芦野・石の美術館)_c0129404_1047985.jpg


後でつながったのですが、
この自然の中に見えている石がどうやら、芦野石だそうです。

そして、美術館の前にきて、その石と水の美しい関係に思わず又一同一声!
ここにこの水の表現があるからこそ、硬くて、乾いていて、冷たい石が、
とても潤いをました存在になっている、この方程式にびっくり。
石と水が線と面と空間で表現されている建築。
絶妙な建物へのアプローチは、こんなにもワクワクさせるのかと驚きました。
STONE PLAZA(那須芦野・石の美術館)_c0129404_10461750.jpg



建物は、この芦野石を格子状に積み上げていって、ところどころに、すき間をあけて
西洋では全くみたことのない手法を取り入れていました。
これは、隈研吾さんが光も風も入ってこないと重苦しいからと考えたようで、
ここから、光が入ってくる様は、本当に美しかったです。
人間が暗闇の中にいたら、光は、このように輝きをますということを、
この建物の中で肌で感じることができる空間。

STONE PLAZA(那須芦野・石の美術館)_c0129404_10463943.jpg


この建物は、隈研吾さんの本「素材の実験」でも取り上げていますが、まさに素材の本質がわかる場所ですね。
文:S.O


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by t-metier | 2007-09-05 10:49 | アート
なんだか、暑さも和らいで秋の気配になりましたね。
今回は教室で年一回行くガラス花器制作をご紹介したいと思います。
今回はその1回目。
私たちは毎年年一回上越クリスタルが運営している月夜野ビードロパークに伺って、ガラス花器を制作させてもらいます。作るのはもちろん職人さんたちに頼みますが、自分で考えたデッサンが形になるのです。もちろん出来ることと出来ないことはあります。でも、それを踏まえた上でデッサンを書き、それを作って約1ヵ月後に送られてきたときの喜びはなんともいえません。

今回はそのデッサンについて。
竹中先生と上越クリスタルとの付き合いは古く、現在竹中麗湖ブランドのガラス花器を制作・販売しているほどの付き合いです。Fun Fun Talkでご紹介した室伸一さんはこちらの作家さんです。
だから先生も昔からここに何度となく足を運び、ガラスについての知識はかなりなものです。
ですから、デッサンが出来たらまず、竹中先生にチェックを受けます。制作が可能なものかどうか判定するためです。ガラス制作は時間との勝負的なところがありますから、実際の制作に入ってしまえば職人さんたちもデッサン者も迷っている暇はありません。
ですから、事前の打ち合わせが重要になり、また先生のアドバイスでさらに時間短縮が計れるのです。
ガラス花器制作に行く(第1回)_c0129404_1361792.jpg

写真はみんなが書いたデッサンです。
職人さんがわかりやすいようにみんな書いています。私は下手だからという方がいますが、そんなことより丁寧に書くことが大切です。
文章を書いても瞬時には読みきれなので、1目見てイメージが出来るように書いています。
ガラス花器制作に行く(第1回)_c0129404_21281151.jpg



第2回は実際に月夜野ビードロパークに行って、制作をしている様子をお伝えします。
文:美梢
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by t-metier | 2007-09-03 21:29 | ガラス

柳田郁子・布の造形展

六本木にあるストライプハウスギャラリーで、今週30日(木)
まで開催されている『柳田郁子・布の造形展』を観てきました。

私達いけばなを表現している作家の中でも布を一つの素材として
用いることがある。しかも、布、糸、繊維、という類は、
どうやら私の琴線によくふれる―。
なんだかココロが躍る―。

布の造形作家である柳田さんが、どんな表現するか
空間の中で、どのように造形されたのか興味津々!

柳田さんは、綿布にこだわり、綿布の糸を抜いていくこと、
縮めたり、膨らませたりすることで、独自の布の形態を創りあげていた。
糸を抜くことで、綿布の硬い質感が、繊細な線の集合に変わる。
その対比がオモシロイ。
線のスキマから光が優しく入ってくる。
そのままの綿布と糸を抜いていったものが混じりながら、
大きな一つの布へと変化していく。
そこに、竹の線が入ることで、立体的・空間的に変化していく布。
布一つで、こんなにオモシロイ表現ができることに
見ていて私が嬉しい―。
布も無限の世界が表現できる。
柳田郁子・布の造形展_c0129404_9165897.jpg

でも、あの一本一本糸を抜いていく作業、ホントと大変ですよね。
文:S.O

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by t-metier | 2007-08-28 09:21 | アート

勅使河原宏展

今回は、埼玉県立近代美術館で行われている勅使河原宏展をご紹介します。
この方は、いろいろな顔を持っていました。
映画、陶芸、いけばな、竹のインスターレーションなどが有名でしょうか。
草月流の家元としての顔もありました。初代家元勅使河原蒼風の息子をして生まれ、3代目を継承しました。
もともと、画家を志していたこともあり、前衛芸術運動に身を投じ、岡本太郎や安部公房とも交友がありました。
安部公房原作の映画「砂の女」は、カンヌ国際映画際審査員特別賞を受賞したことはあまりにも有名です。
その後も陶芸、竹のインスタレーション、書、作庭、舞台美術など創作活動を繰り広げていきました。特にヨーロッパなどで高い評価を得ていました。もちろん、映画の世界も続けて活動していました。

勅使河原宏展_c0129404_2049799.jpg

今回の宏展の入り口は竹のインスタレーションで長い回廊ができています。これは先日もちょっとだけご紹介した竹大さんが竹を用意しています。竹の持つすがすがしさなど、いろいろ感じることと思います。その他、家元としての小作品(写真)から陶芸作品、映画作品、映画の絵コンテ、絵画などなど多岐に渡る創作活動の結晶が見られます。

10月8日(月)までの開催です。

また、美術館の中の売店では宏展に合わせて「勅使河原宏展 かぎりなき越境の軌跡」が販売されています。
展示のものと重複しているものも多いですが、写真集のようなものなので、結構必見です。
作品を撮っている写真家がすごい!!!
篠山紀信や小沢忠恭、藤森武などすごい人たちが写真を撮っています。
もちろん、私たちがいつもお世話になっている関谷幸三さんの写真も載っています。
写真に興味のある方も必見かもしれません。
文:美梢
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by t-metier | 2007-08-27 14:58 | アート

ひびのこづえの品品

水戸芸術館で開催されている、「ひびのこづえの品品」を観てきました!
コスチューム・アーティストとして活躍しているひびのこづえさんが、今回は、テーブル・椅子・ベット・ラックや絨毯など「家具」にまつわる商品が、まるで絵本から飛び出してきたかのように、こづえワールドを彩っていました。
オープニング記念にダンス・パーフォーマンスがあり、近藤良平さんの七変化ならぬ、こづえさんデザインのノースフェイスのバッグが衣服に変わる商品を十二分にまといながら、自由自在に風をおこしながら舞っていく動きに釘付けになり、笑いとテンポのいい展開に、ほれぼれしました。
こづえさんの作品は、私のイマジネーションを遥かに超える豊な色彩感、ちょっと触りたくなる素材感、そして今にも動き出しそうな造形的なフォルムと、どれもこれも見ていてわくわくするものばかり!そしてその中でも、彼女の描く線がとても優しい線だということ、それが何よりも魅力だと思います。植物を描く線や、コスチュームの原画となる線のタッチにも注目してみてください。
10月14日まで開催していますよ。
私の大好きなアーティストさんの一人です。
文:O.S
ひびのこづえの品品_c0129404_130892.jpg

竹中麗湖&チーム・メチエ www.t-metier.com
by t-metier | 2007-08-22 13:03 | アート
今日は、国立新美術館企画展示室2Eで行われている企画展をご紹介します。
私たちは、6月6日初日に見に行きました。
なんとも、建築とファッションを結びつけるなんて面白いと思いませんか?
また、実際見てみると面白い!!!
たとえば、イスのカバーが洋服になってしまったり、テーブルがスカートになってしまったり・・・
Yシャツがなぜ?どうしたらこんな風に?って思わせるくらいにいろんな風にたたまれていて、それがまた魅力的なんです。たたみ方1つでYシャツが様々な形状に変化する。これはびっくりです。

ロサンゼルス現代美術館(MOCA)で開催されたものを、国立新美術館が日本向けにアレンジしたものだそうなので見やすくなっているし、日本人の世界での活躍もよくわかる展示になっています。
8月13日(月)までなので、お早めに!!!
                                     文: 美梢
1980年代以降の建築とファッション_c0129404_0173875.jpg

1980年代以降の建築とファッションwww.nact.jp/exhibition_special/2007/skin_and_bones/index.html
竹中麗湖&チーム・メチエ www.t-metier.com

by t-metier | 2007-08-05 09:32 | アート