チーム・メチエがいろんなことを書き綴ります


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カテゴリ:歳時記( 9 )

七夕

もうすぐ七夕です。
七夕は、五節供のひとつで、旧暦7月7日、現在は地方によって新暦7月7日または8月7日をあてています。
現在の七夕は牽牛、織女伝説と短冊の下がった笹竹を庭に立てて星祭をする日として親しまれています。
こうした家庭ごとの七夕行事の他に、仙台や平塚の七夕祭りに代表される観光や商店街のお祭りなどもあります。
七夕は日本の年中行事の中でも中国と日本の星伝説、わが国の宮廷行事と民間行事、武家の習俗と庶民の習俗が複雑に入り混じっているものはないそうです。
そのなかから、日本古来の民間における7月7日の行事に絞ってみると、この日に神を向かえて、翌日に送り出すというのが骨子になります。
たとえば、群馬県や新潟県にみられるマコモウマという真菰で形作った馬は、七夕様の乗り物とされ、草を食わせるまねなどをした後に笹竹のそばに飾っておきます。そしてこのマコモウマを翌日笹竹と一緒に川や沼に流します。
青森県の夏祭りの代表であるねぷたは本来この日のもので、7月の夕に川に流して祭りを終えます。いわゆるねぷた流しで、それによって睡気を流すと考えられています。
このように日本の民間の七夕行事には、送る、川に流すということに大切な意味がありました。
それは、お盆とそのすぐ後に続く刈り入れを目前に身の汚れを祓い流しておこうというものでした。
所によっては、この日は大雨のほうがよいというのは、そうした古来の習いが根底にあるからです。
雨が降ると年に一度の牽牛と織女が会うことができなくなりますが、この伝説が中国から伝わったものなので、日本古来のものではなかったことがわかります。

参考資料 : 『いけばな総合大辞典』(主婦の友社)

文 : 美梢
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by t-metier | 2009-07-06 20:35 | 歳時記

鏡開き

先日鏡餅について書いたので、今日は鏡開きです。
11日は鏡開きです。(地方によって日にちが違う場合もあるようです)
お正月に床の間や神棚に飾っていた鏡餅をおろす日を鏡開きといいます。
そして、その餅を木槌や手で割ってお汁粉にしたり、お雑煮にしたりして食します。
けっして包丁などで切ってはいけません。
なぜか?
いくつかの説があるようですが、神霊が刃物を嫌うためとか、武家社会では切るということを嫌ってとか。叩いて割るのも、おめでたいときに「割る」というと縁起が悪いので「運を開く」にかけて「鏡開き」にしたとか。
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ホテルニューオータニhttp://www.newotani.co.jp/tokyo/の鏡餅もないと思いますが、竹中麗湖のディスプレイは17日までありますので、どうぞご覧ください。
文 : 美梢
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by t-metier | 2009-01-11 23:19 | 歳時記

鏡餅

あけましておめでとうございます。
昨年中はブログを読んでいるという話をあちこちからお聞きし、暖かい声援をたくさんいただきました。
なんとか今年もちょっとづつですが書いていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、今年の最初のテーマはやはりお正月。鏡餅からいきましょうか。
毎年ホテルニューオータニでお正月の花を竹中麗湖が担当させていただいていますが、その作品の前にいつもとても大きくて立派な鏡餅を飾っていただきます。
本職の方がいらしてとてもかっこよく粋な感じて飾り付けをしていかれるのですが、私たちもその姿を見るのをとても楽しみにしています。
もともと作品を作っている最中もたくさんの方が足を止めて見ていかれるのですが、特に外国人の方にはとても珍しいようで、かなり興味を魅かれるようです。
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まず、鏡餅・・・神様にお供えしてからいただく尊い餅。
丸い餅の形が昔の銅鏡に似ていることから古来から、鏡は神様が宿るところとされていました。
「鏡」は「鑑みる(かんがみる)」、良い手本や規範に照らして考えるという意味にあやかり、「かんがみもち」から次第に変化して鏡餅になったのだとも言われているそう。 さらに、丸い形は家庭円満を表し、重ねた姿には1年をめでたく重ねるという意味もあるそう。
家庭では飾るところは少ないと思いますが、伊勢海老などの海老・・・腰が曲がるまで長生きできますようにという意味が込められています。
鏡餅には必ずのせる・・・ 木から落ちずに大きく実が育つので、代々家が大きく栄えるようにとの意。
和紙(奉書、美濃紙など)を切って作る餅の下の辺りから垂れ下がっている紙のことを御幣(ごへい)または紙垂(しで)・・・四方に大きく手を広げ、繁盛するように。紅白の赤い色は魔除けの意。
鏡餅に左右に広がるように敷くシダの葉を裏白(うらじろ)・・・シダは表面は緑色、裏面は白い。清廉潔白を願い、かつまた白髪になるまでの長寿を願う。裏白は古い葉が落ちずに新しい葉が重なって出来るので代々栄える。また、葉の模様が対になって生えているので、夫婦仲むつまじく相性の良い事を願う。
扇(おおぎ)・・・末長く繁栄していくように。
お供え物をのせる色紙のことを四方紅(しほうべに)・・・「天地四方」を拝し災を払い、一年の繁栄を祈願。
昆布・・・喜ぶに通じ慶びをひろめる。
家庭では一般的ではないと思いますが串柿 ・・・柿は縁起の良い長寿の木。幸せをかき集める、「嘉来」(かき) 柿は外側2個づつ、内側に6個串に刺している。外はにこにこ、中(仲)むつまじく。

意味がわかるとまた新たな気持ちでお正月も楽しめるのではないでしょうか?

文 : 美梢

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by t-metier | 2009-01-02 03:26 | 歳時記

端午の節供

明日は、5月5日。五節供のひとつ、端午の節供です。
端午の端は初、午は五の意味これは一年を十二支に分けると午(うま)にあたるからで、月のはじめの五日のことを言います。
別に五月五日を重五とか重午を呼ぶのは五が重なる日ということでこう呼んだそうです。
中国では、五月が特に災厄の月とされていて、五月の端午の日に厄払いをした習慣があり、これが日本に伝えられたものと言われています。この日に粽を食べるという風習は中国から伝わったもので、ほぼ全国に見られるようです。
菖蒲の花がこの頃よく生けられますが、この頃に菖蒲が丁度あるからという簡単な理由のようです。「菖蒲の節供」とも言われ、この日に菖蒲に関わった様々な習慣があったり、邪気をはらうならわしがありました。
また、この日を男の節供といい、旗幟や鯉幟を立てたり、あるいは武者人形や鎧・甲を飾るのはこの日の遊びが荒々しく男性的だったこと、菖蒲が尚武に通ずることから武家社会い受け入れられ、ひとつの行事になったことがあげられます。
また、古くは女のだいじな節供でもあり、この月はいわゆる田植えの時節で、稲苗を植える女たち、すなわち早乙女となるべく女たちが忌み籠りをしてその日を待つ時節だったからです。
(参考資料 いけばな総合大事典 主婦の友社 ど忘れしきたり辞典 全教図)

文 : 美梢
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by t-metier | 2008-05-04 14:50 | 歳時記

ひな祭りです

今日は、3月3日。雛祭りの日です。
上巳の節句、桃の節句、弥生の節句とも言われています。
ご存知の通り、女の子のお祭りですね。
太陽暦の3月の初めの巳の日を上巳(じょうし、じょうみともいう)といいます。後に3月3日の節供をいう言葉としてもちいられました。上巳はもと中国古代の風俗で、3月の第一の巳の日に、水辺に出てみそぎを行い、酒を飲んで災厄をはらう行事がありました。それが曲水の風流韻事に発展したとされ、日本にもこの行事が渡来したものです。その後、3月3日に行うようになり、日本でも中世以来、3月3日になりました。これは月の数と日の数を重ねる節日が尊重されるようになったからで、五節供の一つの数えられる重要な祝日となりました。
平安朝の頃までは、上巳に宮中で曲水宴が催されましたが、これは後にすたれました。しかし、上巳の祓いの風俗は3月3日の節供の行事として残り、盛んになりました。
日本の巳の日の祓いというのは、人形(ひとがた)の撫で物をもって身の穢れを祓い、これを水辺に流し捨てるという信仰です。この風習が源流となって近世の頃から3月3日の節供行事の中心にある雛祭りが行われるようになりました。
雛人形を飾って、菱餅や桃の花を供えて、白酒で祝う女の子中心の行事は江戸時代、武家や町人社会で一般化し、明治以降、全国で行われるようになりました。
太陽暦の3月3日は桃の花にはまだ早いですが、太陰暦3月3日の頃は桃の花の盛りの頃で、桃の節、桃の節供とも言います。そこで雛祭りを1月遅れの4月3日におこなう地方もたくさん残っています。
(曲水:きょくすい、ごくすいともいう。曲がりくねった小川のほとりに座し、上流から流される盃が自分の前を通り過ぎないうちに詩(歌)を詠んで盃をとり酒を飲む)
(参考資料:いけばな総合大事典)

文 : 美梢
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by t-metier | 2008-03-03 22:13 | 歳時記

節分

今日は節分です。
では節分とはどんな意味があって節句のひとつをして数えられているのでしょうか?
節分とは、古くは立春、立夏、立秋、立冬と季節の変わり目をさしていたそうですが、現在では一般的に立春の前日を言うようになりました。
でも、なぜ立春の前日を特に節分というようになったのでしょう?
それは、立春が一年の初めとされ、その前日が大晦日と同じように考えられていたからだそうです。
冬から春に変わる日で、この日には臭みのある魚の頭やとげのある木枝を門口に挿し(特に鰯の頭と柊らしい)、年男が「福は内、鬼は外」といって種まきをするところが多いそうです。
鬼、すなわち禍をはらって春を迎えるようにとするというもの。
通常は炒った豆をまいていますが(私も小さい頃よくまきました)、地方によっては落花生をまくところもあるとか。所変わればで面白いですね。
まいた豆を自分の年の数または+1だけ食べると無病息災と言われています。+1というのは、昔は正月に年を取るとされていたので、数え年だけ食べるということですね。
また、最近は大阪から広がった恵方巻きも節分の行事になりつつあります。福を巻き込む、福を切らないという意味があり、恵方を向いて太巻きを一言もしゃべらずに丸かじりすると、一年健康でいられると言われているようです。
今年の恵方は、南南東の方角らしい。。。です。?

文 : 美梢
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by t-metier | 2008-02-03 02:38 | 歳時記

お正月とは?

現在私は、赤坂にあるとらやの花を担当しています。ありがたいことです。
昨年暮れにお正月の花を活けて今も仲間の手を借りながら、せっせととらやに朝早く通っています。
今回お正月の花を活けるにあたって、正月とは?と考えました。
毎年1月1日にはお正月を何気なく迎えていましたが、では花を活けるにあたって詳しくは何も知らないことにハタと気づきました。
そこで、少しですが調べてみました。

お正月とは当たり前のことですが、1年の初めの月1月のことです。端月、嘉月ともいいいます。大陰暦の頃には睦月という異称ともかさなりましたが、現在の太陽暦では正月すなわち睦月とはいえません。また現在の感覚では3が日、長くてもせいぜい7日までですが、旧習では1ヶ月間がお正月でした。
そしてその1ヶ月の中のうちに特に大切な日にはそれぞれ呼称がありました。
すなわち大正月、七日正月、小正月、仏正月、二十日正月、晦日正月などです。
大正月は小正月と相対するもので、地方によって期日は異なるようですが、一般には元日から七日までをいいます。七日正月は松の内の終わりの日、この日に松飾をはずす地方が多いそうです。そして、七草をします。
小正月は十五日正月とも花正月とも女正月とも言われています。
女正月は大正月を男正月というのに対するもので、前日十四日の晩を女の年取りといって、その夕食を一切男が作るというところもあります。その日を16日から20日まで、また20日とするところもあります。
仏正月というのは年が明けて初めて墓参りに行く日で、16日もしくは20日を当てていました。
二十日正月はお正月もご馳走をすべてたいらげる日で骨正月とも団子正月ともいいいます。
そしてお正月の晦日の初三十日(はつみそか)、あるいは晦日正月といって、お正月中にすましきれなかった義理をかたづける日としているところもありました。
なおお正月は暦のうえでは初めの月ですが、歳時記では冬の最後の月になります。

参考資料 : いけばな総合大事典(主婦の友社)

今でも7日には松飾をはずしたり、七草粥を食べたりという風習は残っています。
実際今年も7日の日に街のあちこちで松飾をはずしている姿を多く見かけました。

また、お正月に入れる松や竹、花などにも意味があって入れられています。
このことについてはまた、あらためて。。。ということで。
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とらやは先日、小正月の飾りに変えました。餅花を入れました。

文 : 美梢
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by t-metier | 2008-01-08 23:12 | 歳時記
前回のお話の続き・・・重陽の節句は、菊をいけて愛でる節句
として平安時代には、宮中の行事としても大事にされ、枕草子や
源氏物語といった当時の文芸作品には、貴族が、菊を愛でる作品
がいきいきと描かれているそうです。

旧暦の9月9日は、現在では、10月あたりのこと、露地に菊の花が
咲くのは、もう少しあとの頃になります。
この自然の中で風にゆられ、雨露にも負けず、本来の菊の風情を
とらえて、私達は、「みだれ菊」と呼んでいますが、この「みだれ菊」!
いけばな人からすると、この「みだれ菊」1種類でいけるのは、
かなり粋ないけかたといえます。

ここで、竹中麗湖氏の菊の作品で紹介しましょう!
この作品は、今年春にブティック社から発売された
「暮らしを彩る花を生ける」のP.67に
掲載されているものになりますが、
いけばな初心者でもわかりやすいように、
かなり細かく、丁寧ないけかたの解説が付いています。
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みだれ菊の線の美しさをいかした
趣のあるいけばなを是非試してみてください。

でも最近は、露地咲きの菊を探す方が大変かもしれませんね・・・・。
文: S.O

(写真はブティック社から許可を得て掲載しています)

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by t-metier | 2007-09-08 16:20 | 歳時記

重陽の節句(9月9日)


空がすっかり高くなり、秋めいてきましたね。
9月9日は、重陽の節句です。
中国では、古い時代からこの日に秋の菊を愛でる「菊花の宴」
を催して、日本でも「菊の節句」とも呼ばれ、菊花の露で
邪気を払ったり、菊酒を楽しんだりしていたようですね。
さていまどきの菊の花事情をちょっと語りましょう。
最近では、花色や咲き方ともに新種や輸入ものの花も増えて、
秋の庭にひっそり咲いている菊のイメージは、
もはや花屋さんではみられないかもしれません!

*アナスタシア
少量でも格調高く、モダンさや華やかさを演出
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*ピンポンマム
丸くて可愛らしい形をいかして、マッスにしても特徴的
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*スプレーマム
ひとえ咲きやスパイダー咲きなどいろんな種類のスプレーマムは、
やさしい小花の印象を大事に、可憐さを演出

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まだまだいろんな種類の菊があるので、
花屋さんでお気に入りの菊の花をさがして、
重陽の節句に菊を愛でる!
今年は、ちょっとモダンな重陽の節句にしてみませんか?
文: S.O.
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by t-metier | 2007-09-07 12:24 | 歳時記